貝沼圭吾
医療法人悟りの会貝沼内科 院長
発表演題:免疫アレルギー疾患研究10か年戦略について
日本において国民の約2人に1人がなんらかの免疫アレルギー疾患を有しているとされ、その対策は急務となっている。そうした中、平成26年に成立したアレルギー疾患対策基本法に基づいて、平成31年には厚生労働省から『免疫アレルギー疾患研究10か年戦略』が発出され、この内容に沿って、疾患克服に向けた研究を推進しているところである。この研究戦略は、『本態解明・社会の構築・疾患特性』という3つの戦略を柱として、免疫アレルギー疾患の発症予防・重症化予防・防ぎ得る死の根絶に向け、産学官民の連携と患者参画の重要性を示している。そこで、本セッションに合わせ、この10か年戦略について概説する。
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